2017年12月3日放送の「林先生が驚く 初耳学!」で、気になる質問がありました!

 

「『酒は百薬の長』には根拠がない!」

 

「酒は百薬の長」という言葉として、酒は適量であれば健康に良いが通説ですが、本当に根拠がないのでしょうか?

そもそも、どうして「酒は百薬の長」として健康に良いと出回ったのでしょうか?

 

ということで今回は、「酒は百薬の長」と、酒は健康に良い・悪いのか調査したいと思います。


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酒は百薬の長は根拠がない?嘘・本当かどっち?

「酒は百薬の長」が広まったきっかけは「Jカーブ効果」?

「酒は百薬の長」と健康に良いと近年言われたのは、1993年に米国保健科学協議会が各国の諸研究を集約してまとめた「Jカーブ効果」説が代表的です。

酒は百薬の長 根拠
(画像引用元:https://www.nta.go.jp

この縦軸に死亡率、横軸に酒の量を記したグラフで「適量の酒」の死亡率が底になるカーブが「J」となっており、「Jカーブ効果」と言われています。

 

そして、このJカーブ効果もあってか、「適量のお酒を飲んでいる人の全死亡率は、飲まない人、飲み過ぎる人に比べると最も低い」というのが世界共通の認識となっていたのです。

 

このようにJカーブ効果により、統計的にも「酒は百薬の長」として酒は健康に良いと証明されたのです。

「Jカーブ効果」は限定的なものだった!

実は「Jカーブ効果」のデータは統計ミスと言われています。

 

実際に病気が原因で禁酒している人々のことを考慮の対象から除外して、Jカーブ効果のデータに反映していなかったとのことです。

 

そして、病気と飲酒の関係を考慮してない都合の良い論文を除外して分析すると、「適量の飲酒が酒を飲まない人より健康的で長寿」という結果は得られなかったとのことです。

 

それだけでなく、「Jカーブ効果で結果が出てるが飲酒と健康の因果関係はない」「Jカーブ効果は先進国の中年男女だけ」と限定的であると見解を示す方もいるのです。

「酒は百薬の長」は本当?嘘?

適量の酒は健康に良い?

酒は適量ならば有害なLDLコレステロールの増加を抑え、善玉のコレステロールを増加させて動脈硬化の予防につながると医学的に証明されています。

 

特にワインはポリフェノールの働きで心筋梗塞などの予防に役立ったりと、病気のリスクを下げると言われています。

 

また、酒を飲むこと気分がリラックスしてストレスが発散、酔って色々打ち明けて人間関係を円滑に進めると、日常生活の良い効果もあります。

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適量の酒は健康に悪い?

適量の酒であっても高血圧、脂質異常症、脳出血、乳がん(40歳以上)のリスクは上がります

 

また、飲酒は肝臓に負担がかかるので、肝硬変にいたっては、ある水準を超えると一気にリスクが高くなったりします。

 

確かに適量の酒は良いとされますが、その分別の病気のリスクが高まるデメリットも多いのです。

酒は百薬の長は根拠がない?嘘か本当かは人による!

「酒は百薬の長」として近年認められた「Jカーブ効果」のデータは、実は都合の良いところだけを抜粋しただけで、統計的にはミスだったようです。

 

ただ、実際に病気のリスクを下げるものもありますが、逆に少量でも酒を飲むとリスクが高まる病気もあるので、「酒は百薬の長」は限定的なものだったようです。

 

そのため、やはり酒を飲むと健康ではなく、健康だから酒を飲めるとして、「酒は百薬の長」を過信するのは良くないと思いました。

 

せばな~