食の欧米化が懸念されている日本ですが、そうは言ってもやはり外国の食文化とは違うものですよね。
そんなアメリカと日本の食文化の違いは?
ということで今回は、アメリカと日本の食文化の違いを調べてみたいと思います。
目次
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アメリカと日本の食文化の違いまとめ!
外食の文化の違い
基本的にはどこのレストランでもテイクアウトができるアメリカでは、外食もしくはテイクアウト料理を食べる事が多いです。
(画像引用元:http://karadanote.jp)
実際にアメリカ人の90%は料理をする事を楽しんでいないという調査結果があり。
週に1回以上外食をする割合はアメリカ人47%、日本人は16%ともいわれており、料理をするより外食が多いのです
スーパーマーケットでも生鮮食品よりも加工食品の方が多く、お惣菜売り場にはたくさんの種類のお惣菜が並んでいます。
また、アメリカのレストランで大きなハンバーガーや、2~3人でシェアしてもまだ余りそうなステーキなどを目の前にして驚いた事がある日本人は多いはず。
前述したようにアメリカではどのレストランでも必ずテイクアウト用の容器を用意しています。
量が多くて食べきれない場合はテイクアウト用の容器に入れて持ち帰り、自宅で食べるのも一般的です。
野菜の量の違い
日本食のお惣菜の多くは野菜や豆類でできていて、火を通して食べるので量が減って野菜をたくさん食べる事ができます。
対してアメリカではメイン料理以外にも肉類が多用されて、野菜の量が日本に比べて少ないです。
健康ブームで意識的に野菜を食べているアメリカ人も多いようですがアメリカでは野菜と言えば生野菜のサラダが一般的です。
やはり日本のお惣菜に比べて野菜の摂取量は少なくなってしまいます。
食事中の水分の違い
実は料理の影響で、日本人の多くは食事中にはほとんど水を飲まない、アメリカは水分を多く取っています。
日本の主食であるご飯には大量の水分が含まれていますし、汁物で水分が補給できます。
煮含める煮物が多いので煮汁や野菜に含まれた水分も自然に摂取しています。
対してアメリカの主食でもあるパンは口の中から水分を奪って行く食材のひとつですね。
ポテトやピザ、フライやステーキなども水分を抜く調理法のため、飲み物がなくては食べにくいのです。
旨味の違い
日本食は出汁、海外ではブイヨンやコンソメと旨味の違いがあります。
日本食の醍醐味はなんと言っても出汁。
鰹節や昆布から取る出汁には旨味成分がたくさん含まれています。
(画像引用元:https://bimi.jorudan.co.jp)
出汁の原料も様々で、鰹節や昆布、椎茸などの出汁を料理に合わせて使い分けます。
アメリカをはじめとした欧米の料理で旨味といえば野菜と肉がベースのブイヨンやコンソメ。
スープやソースとして使う程度で、用途が限られます。
(画像引用元:https://img.tabi-labo.com)
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マヨネーズの違い
マヨネーズの使い方も、日本では多種多様だが、海外だと限られていると違いがあります。
日本ではサラダや和え物、時には炒め物にも使うマヨネーズ。
「マヨラー」なんて言葉も流行した事があるくらい、日本人はマヨネーズ好きです。
対してアメリカでは、サンドイッチを作るときに使う調味料として認識されています。
アメリカではマッシュポテトが一般的なのでポテトサラダにマヨネーズが使われているのがナンセンスだという人もいるそうです。
デザートの違い
日本では普段の食後のデザートと言えば新鮮な旬の果物が一般的。
砂糖を使ったスイーツもありますが、おやつやお茶菓子としての要素が強く日常的に食べるという印象は少ないでしょう。
対してアメリカの食後のデザートはケーキやドーナツ、チョコレートなど。
日本人でアメリカ食品店で販売されているケーキなどは「甘くて食べられない」という人が多いのはこんなデザート文化が背景にあるのかもしれません。
アメリカと日本の食文化の違いは色々!
もちろんアメリカと日本の食文化が違うことはわかっていましたが、こんな風に列挙してみるとその違いの多さに驚きます。
高カロリーで量も多いイメージのアメリカ食ですが、残した食事を持ち帰るなど食品に対する思い入れは現代の日本人から薄れてしまった感覚のようにも思います。
他にも食文化の違いがないのか探ってみたいと思いました。
せばな~