青梅の季節になりましたね。梅ジュースを作るには、ピッタリの季節です。
しかし生の青梅、そのまま食べてはダメ、毒がある、と言われたことがあります。
ジュースや梅干しに使う梅なのに、どうしてそのまま食べてはだめなのでしょうか?
ということで今回は、青梅の毒があるのか調査したいと思います。
青梅をそのまま食べる?毒性で症状は?
青梅には毒がある?
青梅には、青酸配糖体(アミグダリン)と呼ばれる、毒成分があります。
(画像引用元:http://umebosigift.com)
これは梅自身を守るための成分で、未熟な小さい梅程沢山含まれます。
青酸配糖体が体内で酵素と結びつき、シアンという危険物質に変化し、毒となります。
ただし、梅が大きくなるにつれて種子も大きく固くなるので、青酸配糖体は少なくなります。
青酸と言うと猛毒ですよね。
梅の青酸配糖体も、呼吸困難やめまいなどの症状を引き起こします。
そのまま食べられる?
ご紹介したように、青梅には青酸配糖体が含まれています。
しかし一つの梅の実に含まれる量はとても少ないです。
大人なら300個、子どもなら100個くらい食べると危険です。
これだけの量を一気に食べる事は、まあないですね。
ただし、木に出来たばかりの未熟で小さな梅の実には、種子を守るために多めの青酸配糖体があります。
特に種に多く含まれていますが、小さな梅の実の種はまだ柔らかく、うっかり食べてしまうこともあります。
子どもなら5~10個で死に至る可能性もあるので、うっかり口にしてしまわないように気をつけましょう。
試しに1個食べてみましたが、酸味がきつく、美味しい?かは微妙。
美味しく食べたいのなら、アルコールや塩につけて熟成させるのがおススメです。
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毒を消す方法
梅と言えば、梅干し、梅酒、梅シロップなどが思い浮かびますよね。
アルコールや塩、砂糖で漬け込み熟成させる、加熱することで、青梅の毒性がなくなります。
梅の甘露煮も熱を加えるので、毒性がなくなります。
梅酒や梅シロップに漬け込んだ実は食べても大丈夫です。
青梅をそのまま食べれる!けど毒性がある!
青梅をそのままかじる人はあまりいないと思いますが、毒が含まれているので食べすぎる(大人300個、子ども100個)のは危険です。
綺麗な青梅が手に入ったら、ぜひ梅シロップや梅酒に挑戦してください。
我が家でも1kgの青梅で梅シロップを作って、夏に炭酸で割るのが定番です。
夏の暑さで疲れた体に、梅シロップのさわやかな酸味は嬉しいですよ。
生で食べるよりも、安全でおいしいです。
せばな~