秋から春にかけて常備野菜のひとつとも言える大根。
お出汁が染み込んだ大根は最高に美味しいですよね。
大根の断面は「白」というイメージですが、黒い斑点や色が変わっているものがあった場合は食べられるのでしょうか?
ということで今回は、大根の黒い筋や斑点をはじめとした変色しても食べられるのか、詳しく調べてみましたのでご紹介します。
目次
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大根の黒い筋・斑点は食べられる?変色の原因は?
断面に黒い筋・斑点
大根を輪切りにした時の断面で「維管束」のあたりが黒く変色する事がありますが食べても大丈夫です。
(画像引用元:https://iwiz-chie.c.yimg.jp)
「維管束」は大根に水分を通す管のようなもので、皮の内側数ミリ~数センチの辺りにある筋のような部分です。
ここが黒くなってしまうのは黒点病という病気の一種で、土壌中の糸状菌とういカビの一種が入り込んだものです。
本来冬の寒い環境で育つ大根が、暖かい環境で育った時に発生します。
カビの一種が原因と言われると嫌厭したくなってしまいますが、食べても問題はありません。
広範囲にわたって黒っぽく変色している場合は気分も良くないと思いますのでその部分を取り除くと良いでしょう。
また、中心部に黒い斑点や青、青緑色の変色が起こる事もありますが、これも食べても大丈夫です。
(画像引用元:http://blog-imgs-26.fc2.com)
こちらは「青あざ症」といい、栽培中に土壌が高温や加湿の状態になりホウ素が足りなくなると起こりやすいと言われます。
中心に近い部分が透明~紫色
大根の維管束の内側辺りが、リンゴの蜜のような透明に変色する事がありますが、これも食べても問題ありません。
(画像引用元:http://blog-imgs-30.fc2.com)
透明の変色は時間が経つにつれて紫色に近い色になっていきます。
これは「水晶現象」といい、夏場や暖房の効いた室内などの暖かい場所で保存するとなりやすくなります。
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変色ではないけど穴が!
大根は通常身がしっかり詰まっているものですが、まれに蓮根のように穴が空いている事があります。
(画像引用元:http://blog-imgs-30.fc2.com)
これも夏場や冬でも暖かい日が続いたりすると起きる現象で、食べても問題ありません。
気温が高くて大根が急成長することで中身の成長が追いつかずに穴が空いてしまいます。
大根の黒い筋・斑点は食べられる!変色しても食べれる!
農家の方が丹精込めて1本1本作ってくれた大根。
今回ご紹介した変色はどの状態も食べる事ができます。
そうは言ってもあまり色が悪いのは気分がいいものではありませんし、食味が落ちてしまっている事も多いです。
上手に保存して無駄なく大切に頂きたいと思います。
みなさんも、変色に気をつけて美味しく大根を買って食べましょう!
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せばな~