先日、鏡開きでお餅をおしるこにしていただきました。
その時に、おしるこにまつわる言葉の話になり、「懐中汁粉」などの似たような食べ物の事がちゃんとわかっていない、という結論になってしまいました。
その時にも話題になりましたが、懐中汁粉とおしるこはどう違うのでしょう?
他にも懐中汁粉とおしるこに似た汁物の違いは?
ということで今回は、懐中汁粉やおしるこなどの名称の違いについて調べてみたいと思います。
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懐中汁粉とおしるこの違いは?他の似た汁物の差は?
おしることは?
一般的に知られている名称は「おしるこ(お汁粉)」で、砂糖で甘く煮た小豆にお餅や白玉団子などを入れた食べ物です。
(画像引用元:https://curiest.net)
関東で「おしるこ」と言えば、水分が多めであんこのスープのようなもの。
こしあんで作るおしるこを「御前汁粉、粒あんで作るおしるこを「田舎汁粉」と呼び分けることもあるようです。
関西で「おしるこ」と言えば「こしあん」の水分が多めのものを指します。
懐中汁粉とは?
懐中汁粉は最中などの中にあんこや乾燥させた小豆が入っていて、お湯をかける事でおしるこが出来上がります。
(画像引用元:https://smlycdn.akamaized.net)
最中がお湯でふやけてお餅のようになり、お湯を入れただけとは思えない出来上がりになります。
昔ながらのインスタント食品のようなもので、江戸時代には持ち歩かれていたという文献が残っているようです。
懐の中に入れて持ち歩いていたことから「懐中汁粉」という名前になりました。
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ぜんざいとは?おしること違う?
「ぜんざい」も「おしる」こと同じく、小豆を砂糖で甘く煮たものにお餅や白玉団子を入れていただきます。
関東では水分が少ないものを「ぜんざい」という事が多く、関西では「粒あん」を使った水分の多い「おしるこ」のことを「ぜんざい」という事が多いようです。
ちなみに沖縄では「ぜんざい」といえば「かき氷に甘く煮た金時豆がのっている」ものをさします。
懐中汁粉とおしるこの違いは色々!
一口に「小豆を煮たもの」と言っても、地域や茹で加減なもで呼び方が変わって難しいですが、面白いですね。
でも懐中してまで食べたいと思う、ほっこり美味しいおしるこ。
また食べたくなってきてしまいました。
みなさんも、懐中汁粉とおしるこだったりと様々なあま~い汁物を食していきませんか?
せばな~