この時期は美味しくて旬と言われている牡蠣。
生牡蠣もいいですし、カキフライや、バーベキューで焼いた牡蠣なんかもいいですね!
しかし、牡蠣でよくあるのが食中毒。
いくら美味しくても食中毒になったら、美味しい思い出が元も子もないですからね。
そんなわけで今回は、
牡蠣の食中毒とは?
牡蠣の食中毒の対策・予防は?
気になりましたので、調べて紹介したいと思います。
目次
牡蠣の食中毒、ノロウイルス・貝毒恐怖!予防・対策は?
牡蠣の食中毒は「ノロウイルス」「貝毒」「腸炎ビブリオ」と大きく3つ原因が有ります。
特に近年は「ノロウイルス」の発症が多いでの気をつけてください。
牡蠣の3大食中毒?症状は?
ノロウイルス
牡蠣等の二枚貝がプランクトンを食べる際に、海水に含まれたノロウイルスの菌と一緒に食べることで、牡蠣が体内に蓄積していきます。
その蓄積が多くなり、蓄積された牡蠣を食べることで感染します。
ノロウイルスは冬場に発生しやすくて、感染力が強いです。
感染すると激しい嘔吐、下痢、腹痛、発熱を起こして、1~2日ほどは症状が続きます。
腸炎ビブリオ
海水に含んでいる最近で夏場の水温が20℃以上になると発生します。
その細菌を魚等が食べて、腸炎ビブリオを蓄積した魚を食べることで感染します。
感染すると激しい下痢が何度も起きて、脱水症状を起こす可能性もあります。
2~3日で回復しますが、便が元通りになるのは2週間位かかります。
貝毒
貝毒もノロウイルスと同じように、有毒のプランクトンを二枚貝が食べることによって毒素を蓄積してしまいます。
蓄積した二枚貝を食べることで、感染します。
貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒の2つの種類があり、麻痺性貝毒だと首から全身にわたって痺れをおこし、下痢性貝毒だと下痢や嘔吐、腹痛を起こします。
牡蠣の食中毒を予防・対策するには?
食中毒が起きやすい時期を避ける
上記の食中毒がおきる牡蠣の時期が決まっており、3~5月、10~11月は貝毒の危険性があるので避けましょう。
特に貝毒は加熱しても無駄なので時期を見て牡蠣をたべてください。
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加熱処理をする
近年感染率が高いノロウイルスは加熱処理に弱いので、ちゃんと火を通すことで感染を防げます。
中心部を85℃以上で1分以上加熱するとノロウイルスは死滅します。
ちゃんと冷凍保存!
腸炎ビブリオは低温だと繁殖しません。
しっかり冷蔵庫に入れて保存することにより、腸炎ビブリオの繁殖を防ぐことが出来ます。
また真水も腸炎ビブリオは苦手なので、よく洗ってから調理するのも基本的ですが効果的です。
不調の時には食べない!妊婦も?
体調不良で免疫力が低下しているときは、感染しやすい状態となっているので牡蠣を食べるのを控えた方が良いです。
また妊婦さんも抵抗力が低下しているので、同じく感染しやすい状態で食べるのを控えてください。
牡蠣の食中毒、貝毒、ノロウイルスに感染!予防・対策をしっかりして美味しく食べよう!
「ノロウイルス」「貝毒」「腸炎ビブリオ」と牡蠣による食中毒は死に至るものでは無いですが、せっかくの美味しい牡蠣の思い出を台無しにします。
台無しにしないように、時期を考えたり加熱処理と衛生管理をしっかりして美味しい牡蠣の思い出のままで記憶に残してください!
みなさんも食中毒の特性を知って対策・予防をしてください!
せばな~