先日、長いこと原因不明の腹痛に悩まされていた人がパンやうどんなどの小麦粉を食べないようにしたら腹痛にならなくなったという情報を見ました。

 

小麦粉アレルギーはたまに聞きますが、腹痛との繋がりはあるのでしょうか?

 

ということで今回は、小麦粉で腹痛になる理由などについて調べてみたいと思います。


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小麦粉で腹痛になる理由は?

セリアック病で腹痛?

知名度は低いものの、小麦粉や小麦粉を含んだ食品を食べることで腹痛になる場合「セリアック病」が疑われる事がほとんどです。

小麦 腹痛
(画像引用元:https://un-gluten.com

 

ほとんどの小麦粉にはグルテンというたんぱく質が含まれています。

通常、グルテンは免疫機能に異物と判断されることはありません。

 

しかし、セリアック病の人がグルテンを摂取すると、免疫機能が腸壁に付着したグルテンに反応してグルテンを攻撃をしようとします。

 

その結果、腸壁や腸壁の粘膜に炎症を起こしてしまいます。

 

軽度の場合腹痛や下痢、便秘といった症状が見られます。

 

重度になると腸壁から栄養吸収ができずに栄養不良になったり、小児の場合は発育障害になったりします。

 

遺伝的要素が強く、先天性のものが多いとされていますが未だその全ては解明されていないのが現状で、後天発症も確認されています。

 

日本人をはじめとした有色人種には少なく、白人に多いと言われます。

 

ただ、過敏性腸症候群など他の病気との棲み分けがされていなかったり、未診断の人が多かったりすることからも正確な患者数は把握されてないそうです。

 

根本的な治療方法も解明されておらず、セリアック病と診断された場合は半永久的にグルテンフリーの食餌療法を行うそうです。

グルテン不耐性で腹痛?

小麦粉が原因とされる腹痛の原因には、グルテン不耐性(不耐症)も大きく関係があります。

小麦 腹痛 理由
(画像引用元:https://un-gluten.com

 

グルテンは小麦粉に含まれるたんぱく質で、通常は体内で作られる酵素で分解されてアミノ酸になります。

 

近年何らかの原因で牛乳の乳糖を分解する酵素がない「乳糖不耐性」は有名になってきましたが、同様にグルテンを分解する酵素が体内にない「グルテン不耐性」体質の方がいる事も明らかになっています。

 

グルテン不耐性体質の方が小麦粉を含む食品を食べるとグルテンが分解されずに直接腸へ運ばれて、腸内細菌の餌となり発酵します。

 

その結果ガスが発生して膨満感の原因になったり、腸管が圧迫されて腹痛を起こしたりします。

 

グルテン不耐性の方が小麦食品を食べることで、腸内に直接届いたグルテンが異物として免疫機能が過剰反応してしまうことも多いため、グルテン不耐性体質の方はセリアック病になりやすいとも言われています。

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小麦アレルギーとの関係は?

セリアック病では免疫機能が腸壁を攻撃するため腸管内に炎症が起こり、腹痛などお腹の症状が起こります。

 

小麦アレルギーも免疫機能がグルテンに過剰に働いてしまうのは同じですが、アレルギー反応としての症状が起こります。

 

小麦アレルギーは小児に多く、グルテンを除去する事で完治する事がわかっています。

小麦粉で腹痛になる理由がある!まずは受診を!

普段からお腹の調子が悪い、良く腹痛になると言った方はたくさんいらっしゃいます。

その大半の方は「体質」の問題だと思って受診されていないそうです。

 

まずは医師に相談して、自分は何が原因で腹痛になっているのかを確認して、それに対処するのはとても重要なことですね。

 

みなさんも、周りのお腹が弱い人たちに受診するように声をかけてみてください。

 

せばな~