食物繊維が豊富でダイエットや便秘改善にも期待大の寒天。
早速取り入れようと思ったけど、「寒天」て粉と棒と2種類ある内のどっちの事??
ということで今回は、粉寒天と棒寒天の違いや使い分け方を調べてみたのでご紹介します。
目次
粉寒天と棒寒天の違いは?分量や栄養は?調理や食感の差は?
製造方法で形状が変わる
そもそも寒天とは「テングサ」や「オゴノリ」という海藻が原料です。
(画像引用元:https://stat.ameba.jp)
これらの海藻を熱湯で煮ると、お湯の中に寒天の成分が溶け出します。
この海藻の寒天成分を含んだお湯から不純物を除去して寒天の成分だけを精製したものが「粉寒天」です。
海藻の寒天成分を含んだお湯を冷まして固めて作った生寒天から、水分を抜いて乾燥させた物が「棒寒天」です。
(画像引用元:http://mebius0214.com)
粉寒天の方が「寒天」の成分の純度が高いということになります。
ちなみに、棒寒天には海藻に「寒天」の成分以外に含まれていたミネラルなどの栄養分も残っています。
分量の違い
同じ500gの水を固めるのに必要な寒天の分量は、粉寒天なら「4g」棒寒天なら「8g」。
粉寒天の方が純度が高いので2分の1の量で固める事が可能です。
調理する時の違い
粉寒天は水に溶かしてから火にかけて、沸騰してから2~3分良く煮ます。
(画像引用元:http://nanmoda.jp)
棒寒天は2~3時間水に浸けてふやかしてから、沸騰したお湯に入れて更に2~3分煮ます。
棒寒天は水に浸けておく時間が必要なので手間がかかります。
栄養の違い
同じ水の量を寒天にした場合の食物繊維などの栄養素は粉寒天の場合も棒寒天の場合も大差はありません。
棒寒天を使って作る寒天には海藻のミネラル分などが残っていますが、量は多くないので栄養面では大差ないと言えるでしょう。
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食感の違い
寒天を作った時に、棒寒天を使って作ったものはサクサクとした歯切れで昔ながらの味わいになります。
(画像引用元:http://borntobebeauty.com)
粉寒天は物によっては固まりやすくなるように苛性ソーダが添加されていたり、美容ブームにあやかってコラーゲンが添加されていたりします。
その場合は昔ながらの寒天の食感とは若干変わってくる事もあります。
粉寒天と棒寒天の分量や栄養等の違いから使い分けよう!
私はどちらも寒天で変わらないと思っていたのですが、ちょっと違うようですね。
手軽に取り入れるならふやかす手間のいらない粉寒天かもしれません。
羊羹など本格的な利用なら手間を惜しまず棒寒天を使った方が歯ざわりや食感が良く仕上がりそうですね。
上手に使い分けができるようになりたいです!
せばな~