先日、ゼリーを作ろうと思ってスーパーにゼラチンを買いに行ったら「粉ゼラチン」しかありませんでした。
レシピには「板ゼラチン」と書いてあったのでどうしていいかわからず、ゼリー作りは断念しました。
同じゼラチンなのになぜ「粉ゼラチン」では駄目で、「板ゼラチン」は良いと違いがあるのでしょうか?
ということで今回は、粉ゼラチンと板ゼラチン、どんな違いがあるのか良く調べてみたいと思います。
目次
粉ゼラチンと板ゼラチンの違いは?使い分け方や代用は?
そもそもゼラチンとは?
そもそもゼラチンとは、動物性のコラーゲンに熱を加えてゾル化・ゲル化したものです。
(画像引用元:http://www.yasukagaku.co.jp)
お肉を煮た後の煮汁が固まった「煮こごり」が起源とも言われ、家畜の骨や皮に含まれるコラーゲンが主原料となっています。
製造の過程で板状に固められたものが「板ゼラチン」、粉末にされたものが「粉ゼラチン」です。
使う量は?
基本的に板ゼラチンも粉ゼラチンも質量が同じなので使う量も同じです。
(画像引用元:https://www.nakazawa.co.jp)
レシピには板ゼラチンと書いてあるけど粉ゼラチンしかない場合(逆も然り)、そもそも「ゼラチン」としか書いていない場合と、どうしていいかわかりませんが、心配はいりません。
「板ゼラチン」と書いてあっても「粉ゼラチン」を同量用意すればいいのです。
「ゼラチン」としか記載されていない場合はどちらを使ってもいい、という事です。
板ゼラチンは1枚辺りの量が決まっているので大量に必要な場合に計量が簡単です。
粉ゼラチンは量の調整がしやすいので、少量の使用の時に便利です。
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使い方の違いは?
一部の粉ゼラチンを除いて、基本的な使い方は同じで必ず冷水でふやかしてから使います。
(画像引用元:https://zexy-kitchen.net)
粉ゼラチンの場合は後から水を注ぐとダマになりやすいので、水を張った容器に振り入れるようにします。
沸騰させたり、酵素の強い果物を加えたりすると固まりにくくなる性質も同じです。
味に違いは?
板ゼラチンを使って作ったゼリーの方が少しだけ透明感があり、クセが少なく、口当たりが柔らかく仕上がると言われています。
ただしその違いはごく些細なものなので、果汁や牛乳などで消されてしまう事もほとんどです。
代用は出来る!粉ゼラチンと板ゼラチンの違いを知って活用!
板ゼラチンか粉ゼラチンか。
たったそれだけの違いでも、初心者にとってはハードルが高くなってしまいますよね。
今回調べてみてどちらを使っても同じだという事がわかったので、ゼリー作りがより身近になった気がします。
早速先日断念したゼリーを再挑戦しようと思います!
みなさんも粉と板のゼラチンの違いを知り、上手く活用していきましょう!
せばな~