コレラと聞くと、遠い海外での感染症のように感じますよね。
確かに発展途上国で発症することが多いコレラですが、弐本でも感染する可能性はあります。
世界では年間300~500万人が感染して、10~12万人は死亡する怖い感染症です。
そんなコレラ菌とはどのような症状を引き起こし、対策するにはどうしたら良いのでしょうか?
ということで今回は、コレラ菌の原因や注意したい食べ物などを紹介します。
目次
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コレラ菌とは?原因の食べ物は?症状・対策は?
コレラ菌とは?
コレラはもともとインドのガンジス河口のデルタ地方にいる風土病で、熱帯地方や亜熱帯地方に広く住んでいます。
(画像引用元:http://foodpoisoning.e840.net)
また、下痢を引き起こすコレラ菌と下痢を引き起こさないコレラ菌がいます。
日本で感染する人は少ないですが、海外から帰国した人がコレラ菌を持ちこむ可能性もあるので油断はできませんね。
そんなコレラ菌は、鎖国中の日本にもコレラが持ち込まれた記録があります。
症状は?
数時間から5日程の潜伏期間を経て発症します。
(画像引用元:http://onakasoudan.com)
激しい水のような下痢をしますが、痛みはあまりありません。嘔吐する場合もあります。
下痢が続くので、脱水症状にならないように水分補給が大切です。
また、軽い場合は食中毒と間違いやすい症状です。
幼児や高齢者は重症化する場合があるので、下痢が続いたりして気になる場合は早めに病院に行きましょう。
原因や注意したい食べ物
コレラ菌に汚染された水や食べ物を摂ると経口感染します。
(画像引用元:https://pbs.twimg.com)
ほとんどの場合は胃酸で死滅することがほとんどですが、小腸まで入ったコレラ菌が増殖してコレラ菌を作ることがあります。
国内でコレラ菌に汚染された水を飲むことはほぼないと言ってもいいでしょう。
海外旅行に行く場合は、行き先がコレラ流行地かどうか確認しましょう。
流行地の場合はミネラルウォーターなどを飲むようにしましょう。
レストランで食事をする時も、生ものは避けて加熱調理された料理を食べるようにしましょう。
基本ですが手洗いうがいは自分の身を守るために大切です。
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二次感染にも注意
コレラ菌に感染して下痢や嘔吐すると、便や嘔吐物の中にもコレラ菌が潜んでいます。
家族のだれかが海外旅行から帰ってきてコレラを発症した場合、他の家族に移らないよう注意しましょう。
便や嘔吐物を処理するときはビニール手袋をつけて直接触れない。
汚物は袋に二重に入れて処理するなど、二次感染を広げないための処理が大切です。
コレラ菌の原因の食べ物・飲み物に注意!症状に気をつけて!
水道水を安心して飲める日本は世界的に取っても珍しい国です。
海外では歯磨きの時でも水道水を使わないほうがいい、と言われたりします。
日本国内での感染例は少ないですが、潜伏期間中に帰国して日本で発症する可能性はあります。
今まで見たこともない下痢が続いている、そう思ったらコレラを疑って早めに病院に行きましょう。
海外旅行に行く予定もない我が家には縁がなさそうですが、菌はどこからやってくるかわかりませんからね。
せばな~