世の中には「3大〇〇」と呼ばれるものがたくさんあります。
日本各地に名産のある「お蕎麦」もその一つ。
日本3大そばと言えば「長野県の戸隠そば」、「島根県の出雲そば」、「岩手県のわんこそば」そんなにお蕎麦に長けていなくても知っている有名なお蕎麦ですよね。
そんな日本3大そばの味や麺の違いは?
ということで今回は、日本3大そばの味や麺の違いについて紹介したいと思います。
日本3大そばといえば?味や麺の違いは?
戸隠そば
戸隠(とがくし)そばは長野県戸隠のおそばです。
(画像引用元:http://www.sobanomi.co.jp)
それまで蕎麦を食べるときは「そばがき」や「蕎麦餅」のようにお団子状にしたものが一般的でした。
それを現在「蕎麦」として食べられている麺状の「そば切り」にしたのが戸隠だとも言われています。
戸隠そばの最大の特徴は「ぼっち盛り」という盛り方です。
ざるの上に水切りをしないそばを楕円形に丸めた状態で盛り付けます。
水切りしていなくても水っぽくならないのが不思議です。
「戸隠大根」という辛味大根を薬味として一緒にいただきます。
蕎麦の実を挽くときに甘皮、もしくは殻ごと挽くので黒っぽいそばになります。
甘皮や殻が入ることで、香りが強く食感も良くなります。
長野県では「信州そば」も有名ですが、戸隠そばは信州そばの一つです。
出雲そば
島根県の出雲地方で食べられているお蕎麦が出雲そばです。
(画像引用元:http://www.kitakyu-air.jp)
出雲そばは殻ごと挽くので黒っぽい「玄そば」になります。
そば殻の香りの強さと、独特の食感が特徴です。
そして、出雲そばは「割子そば」や「釜揚げそば」でいただきます。
割子そばは割子という重箱のような器にそばを少しずつ分けて入れてあり、割子にそばつゆを入れて、好みの薬味をかけていただきます。
1つの割子ごとに薬味を変えて風味を変えるのが楽しみです。
出雲では神事の料理として割子そばが振舞われることも多いようです。
(画像引用元:https://www.ichibata.co.jp)
出雲そばは釜揚げそばの発祥の地とされており。
釜揚げそばはその名の通り、茹で上がったそばを茹で汁と一緒に器に盛り、つゆや薬味でいただくものです。
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わんこそば
わんこそばは岩手県の盛岡や花巻を中心に愛されています。
(画像引用元:https://tori-dori.com)
「わんこ」というお椀にめんつゆをくぐらせた一口分のおそばが盛られます。
客が1椀分食べ終えると給仕さんが「はい、どんどん」「はい、じゃんじゃん」という掛け声とともに新しいそばが継ぎ足してくれます。
客はお腹がいっぱいになったところで、椀に蓋をして終わりの合図をします。
給仕さんの掛け声や、蓋をするための攻防戦、食べた椀が積み重なっていく様などが楽しく、お祭り気分・エンターテインメント気分で食べることができるのが何よりの特徴です。
お蕎麦はたくさん食べられるように、シンプルな味付けでお店によっては薬味が10種類以上も取り揃えられるようなところもあるようです。
日本国内はもちろん、海外からもお客さんが楽しみに来ています。
日本3大そばといえば戸隠に出雲、わんこそば!味や麺の違いを知うため食べ比べ?
みなさんはいくつ食べたことがありましたか?
ただ古くから食べられているというだけでなく、どのお蕎麦も普段食べているお蕎麦とは違う特徴があって面白いですね。
どのお蕎麦も特徴があって、それぞれ食べてみたいと思いました。
せばな~