ちょっとお洒落なバルやビストロなどのお店に行ったり、最近では基本でもシャルキュトリーが増えてきたり。
日本で食べられるお料理の種類も増えてきましたよね。
でも、いざ食べようと思った時にハムとベーコンとソーセージくらいしか知らない私にはカタカナが並ぶ世界はちょっと敷居が高い…
そんな中でフランスの加工肉のカタカタの名前で「パテ」「リエット」「テリーヌ」等の違いは何なのでしょうか?
ということで今回は、「パテ」「リエット」「テリーヌ」等のフランスの加工肉の違いを紹介したいと思います。
目次
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「パテ」「リエット」「テリーヌ」等のフランスの加工肉の違いは?
パテ
お肉などのミンチをパイ生地で包んで焼き固めたお料理が「パテ」です。
近年ではパイでは包まず、お肉だけが焼き固められているパテもありますね。
レバーやフォアグラが入っているお店、食感が滑らかなお店など、そのお店のカラーが出やすいのがパテです。
田舎風パテのパテ・ド・カンパーニュなどが有名ですね。
リエット
フランスの肉料理の1つ、リエット。
(画像引用元:https://www.suntory.co.jp)
リエットは主に豚肉にしっかりと塩を振ってから油(脂肪)で煮込んだ物をペースト状に冷やしたもの。
「ブラウンジャム」とも呼ばれ、前菜としてバケットと共に供されることが多く、お酒が進む1品です。
お肉の繊維が見えるのにしっとりとしていて口当たりが滑らかです。
テリーヌ
細かくしたお肉やその他の副材料を型に詰め込んで焼いたお料理がテリーヌです。
(画像引用元:https://kinarino.k-img.com)
パテとあまり大差なく感じますが、テリーヌは陶製の型に具を詰めて焼き固めるお料理全般に使われます。
四角い型が一般的ですが、桶型や丸型で作られる事もあります。
お野菜などをゼリー寄せにした冷菜もテリーヌです。
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コンフィ
お肉を脂肪(ラード)でじっくり煮て、その脂肪の中で保存する保存食です。
(画像引用元:https://kinarino.k-img.com)
主にガチョウやアヒルなど水鳥の脚肉をメイン料理として利用されますが、七面鳥、豚、鶏などにも応用されます。
油の中でじっくり火が通るので、お肉がとっても柔らかくてしっとりします。
ブータンノワール・ブータンブラン
フランスで最も歴史のある加工肉とも言われ、同時にフランス人が愛してやまないお料理の一つ。
(画像引用元:https://charcuterie-de-france.jp)
ブータンノワールは豚の新鮮な血や脂肪や内臓など、ブータンブランは豚や鶏などの白っぽいお肉を使ったソーセージのことを言います。
お祭りごとやクリスマスなどの特別な機会に食べることも多いそうです。
ソシソン・セック
挽肉に塩や香辛料で味付けして腸詰めにしたものを4~10週間かけて乾燥熟成させたもの。
(画像引用元:http://www.ebokunen.com)
私たちが良く知っている「サラミ」などもこのソシソン・セックの仲間です。
腸皮の周囲に白い粉のようなものが付着していますが、これは「fleur(フルール)」と呼ばれ、微生物の一種なのでそのままいただくことができます。
「パテ」「リエット」「テリーヌ」だけでない様々なフランスの加工肉の違い!
同じようなお料理でも調理方法や使う食材によって呼び方も変わってくるのが面白いですね。
どのお料理もお酒が進んでしまうこと間違いなしで、探してみたくなりました。
これからはビストロやシャルキュトリーでもちょっと自信を持って入ることができそうです。
みなさんも、興味があれば様々なフランスの加工肉をご賞味あれ!
せばな~