糖質制限や血糖値の上昇など、近年では医学的にも効果が認められるダイエット効果の認知度が高くなってきました。
そんな中で、注目されつつあるワードが「セカンドミール効果」なんだそうです。
セカンドミール効果、単純な英語なのでわかりそうな気もしますがやっぱりどんな意味なのかわかりませんよね?
そんな、セカンドミール効果とはどんなものなのでしょうか?
ということで今回は、「セカンドミール効果」の効果を調査したいと思います。
目次
セカンドミール効果とは?朝食が良い理由は?オススメ食材・食品は?
セカンドミール効果とは
セカンドミール効果とは、「その日最初にとる食事が、その後に食べる食事の血糖値に影響を与える」というものです。
(画像引用元:https://www.otsuka.co.jp)
朝食べた食事は昼近くになると小腸下部に到達します。
小腸に達した糖分や食物繊維から血糖値の低下や食欲を調節するホルモンが分泌されます。
ちょうどお昼を食べる頃にそのホルモンが分泌されていることで、お昼の食事を食べる量の調整がしやすかったり消化吸収が少なく済んだりするのです。
セカンドミール効果にいい食品は?
セカンドミール効果に効果があると言われているのは低GI食品です。
(画像引用元:https://www.club-sunstar.jp)
白米より玄米、真っ白な食パンよりも全粒粉パン、うどんより蕎麦がGI値が低いので、これらの食品を朝食に食べることで、次に食べる昼食で血糖値の急上昇を抑えられ、糖質の吸収を抑えることができます。
ここで最近注目されているのが「大麦βグルカン」です。
水溶性食物繊維の大麦βグルカンは食後の糖質の吸収を53%抑制されると言われています。
この糖質の吸収を抑制する効果は長時間続き、昼食では44%夕食では30%抑制されるそうです。
つまり、朝食で大麦βグルカンを摂取するだけで、昼だけでなくその日とる食事全ての糖質の吸収をを控えることができるのです。
そんな大麦βグルカンを豊富に含んでいると言われているのが最近話題になっている「もち麦」です。
このようにセカンドミール効果だけでなく夜の食事にまで影響を与えるので、朝食に食べる食事はとても重要になるんですね。
セカンドミール効果で理想の朝食は?
和食なら大麦を一緒に炊いたご飯、豆腐の味噌汁、きんぴらごぼう、焼き鮭、ほうれん草のおひたし。
洋食なら全粒粉パンの卵サンド、アボカドと豆腐のサラダ、野菜スープ、バナナがよいです。
朝これらの食事をしっかり噛んで食べるだけで、空腹感を感じにくくなるのでお昼まで完食を避けることができます。
普段朝食をあまり食べないという人は牛乳を1杯飲むだけでも、多少ではありますがセカンドミール効果を得ることができます。
セカンドミール効果で朝食の食品・食材を決めてしっかり摂ろう!
日本では昔から朝食は大切にされてきましたが、その朝食にそんな効果まで期待できるなんて!
低GI食品をメインにした朝食を食べることでセカンドミール(昼)やサードミール(夜)までダイエット効果が期待できるなんてすごいですね。
みなさんも普段朝食をおろそかにせず、朝食を大切にして食べていきましょう!
せばな~