お隣なのにビックリするほど文化の違う国、中国。
中でも食文化は日本の当たり前が中国では非礼になってしまう事も多々あります。
そんな中国と日本の食文化の違いは?
ということで今回は、中国と日本の食文化の違いをご紹介したいと思います。
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中国と日本の食文化の違い
おもてなしの違い
日本では温かい物は温かく、冷たい物は冷たく、出来立てをほど良い量で全部食べてもらうのがおもてなしです。
あらかじめ1人分ずつ椀や小鉢に配膳して、足りなくも食べ過ぎでもない適量を提供するのが相手に対する配慮とおもてなしとされます。
そのため、食べる側が食事を残すのは失礼にあたります。
対して中国では、お客さんに「もう食べきれない、お腹いっぱい」と思ってもらう事が最高のおもてなしです。
そのため、中国で残さず食べるのは「もてなしが足りない」という意味合いになってしまいますので、無理をして食べる必要はありません。
例えテーブルの上にたくさんの食べ残しがあっても、主人は「食べる物が何もなくて申し訳ない」と挨拶をするそうです。
また、中国では食事を誘うのは友情表現の一つ。
中国の方に食事に誘われたら誘いを断ってはいけません。
乾杯
中国では乾杯は「杯を乾かす」という意味合いなので、乾杯をした時には必ず器のお酒を飲み干すのが礼儀です。
お酒を勧められて断ることはありません。
対して、日本の乾杯は「一緒にお酒を飲みましょう」という意味合いに近いので乾杯の時も飲み干す必要はありません。
冷たい食べ物
日本ではお刺身をはじめ、冷たく冷やしていただくお料理も様々あります。
対して中国では、陰陽の考え方で体を冷やす冷たい料理を食べるのは良くないとされ、温かい料理が多いです。
日本ではお弁当を冷めた状態で食べますが、中国では電子レンジコンロなどで必ず温めて食べます。
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お箸の置き方
日本では食事中にお箸を置く時に、自分の目の前に横向きに置きます。
しかし中国では食事の途中にお箸を置く場合は縦、お腹いっぱいで食べるのを終わりにする時にだけお箸を横向きに置きます。
(画像引用元:https://blogimg.goo.ne.jp)
日本人がつい癖で横向きにお箸を置くとそこで食事が終わりということになってしまうんどえ気をつけたいですね。
日本でも中国でも食事を食べるときはお箸を使いますし、基本的なマナーは同じですが、少し違うのはお箸の置き方となっております。
食後のコーヒー
日本をはじめ、欧米の多くでは食後にコーヒーを楽しむのは一般的。
ところが中国の方に食後にコーヒーを出すと渋い顔をされることが多いです。
中国の方はブラックコーヒーを飲む、という習慣がなく苦いというイメージしかないそうです。
中国の方の食後のお楽しみと言えば「水果」ことフルーツです。
飲み物はお茶でもお水でもいいそうです。
中国と日本の食文化の違いが色々!理解して仲良くなるきっかけに
距離は近いのに文化が全然違う日本と中国。
色々な文化は違っても同じアジアのお隣の国。
みなさんも、まずは食文化を知って、仲良くなるきっかけになるといいと思いました。
せばな~